ガレ、ドーム、ラリックのコレクションで知られる北澤美術館では、コロナ終息の願いをこめて、空高く飛びたつ鳥をテーマにした特別展を開催します。皇帝を表すワシやフランスの象徴オシドリは、西洋の紋章にもみられる伝統のモチーフですが、ガレとドームが脚光を浴びた19 世紀末のアール・ヌーヴォー期には、開国間もない日本に対する関心の高まりから、ツバメやスズメのような身近な小鳥、あるいはガンやサギといった水辺の野鳥など、日本の浮世絵や工芸にみられる鳥たちが、異国情緒ただよう洒落たモチーフとして人気を博しました。ガラスに映る優雅な翼の彼方に希望の光が輝きます。《ひとよ茸ランプ》、《フランスの薔薇》をはじめ北澤美術館が誇るガレの傑作もあわせてお楽しみください。
※会期中は記念講演会、ワークショップを予定しております。
● 北澤美術館 2022年特別展
「翼に希望をのせて ガレ、ドーム、ラリック ーガラス工芸にみるジャポニスムの鳥ー」
● 会場:北澤美術館(長野県諏訪市湖岸通り1-13-28)
● 会期:2022年3月19日(土)-2023年3月14日(火)
●入館料:大人1000円 中学生500円(全館共通)
● 会期中の休館日:9月30日(金)
※展示替えの為、2022年3月16~18日は休館いたします